京都旅行 [特撮・ヒーロー]

こんばんは。


 ここ一週間はとても暖かかったですね。
札幌市内も歩道に雪がちょっぴり残ってるぐらいにまで、雪が溶けてきた。
 もうバイク乗れるんじゃね?って思うけれど、冬の間バイク屋に預けているバイクの引き取りは
3月から…。
 日記を見ると、僕がバイク乗っていた時期の最低気温は4℃なので、もうそろそろ乗り出しても
平気かなと思うとワクワクしてくる。


 今週は2泊3日で京都に行ってきた。
京都は最高気温20℃とかで、完璧に春でしたね。
バイクもブンブン走っていて、なんか悔しかったw
今回の記事も、写真で。



特急はるか.jpg
関空から特急はるかで京都へ。すげぇ素敵な特急でした。

【1日目】

 まずは東寺(教王護国寺)へ。
建立は796年、平安京遷都まもない時代で、弘法大師空海がいた寺で有名。

東寺五重塔.jpg
国宝 東寺 五重塔 期間限定で内部公開されていた。


東寺金堂.jpg
国宝 東寺 金堂


東寺講堂.jpg
重文 東寺 講堂


 つづいて三十三間堂へ。
建立は1165年 後白河上皇が建てた。平清盛も関係してる。


三十三間堂.jpg
国宝 三十三間堂 本堂。ここにある千体千手観音は圧巻。


 つづいて京都タワーへ。東京タワーもそうだけど、昭和な雰囲気がたまらん。


京都タワー.jpg
展望台から、京都駅ビルに写ったタワー。


京都タワー夜.jpg
夜のタワー。


【2日目】

 二日目も快晴。まずは宇治へ。


宇治駅.jpg
宇治駅。


 そして平等院へ。
建立は1052年、藤原道長の子である頼道による。
もともとは光源氏のモデルの源融の別荘だったもの。
 阿弥陀如来と、雲中供養菩薩がすごい。
併設の美術館で建立当時の内部を見られるんだが、なんというか、極楽浄土ってこんなんなんだなと感動した。
学生時代に友人のタマンテグ君が買ってきた雲中供養菩薩のトランプを俺も買ってきた。
当時からすごく欲しかったんだよね(笑)
52体の菩薩をそのままトランプにするとか、企画した人は天才なんじゃないかと思う。


平等院.jpg
国宝 鳳凰堂


平等院正面.jpg
中学生の集団が、十円玉持って記念撮影してた。


鳳翔館.jpg
博物館である鳳翔館。ここにある建立当時の色彩を再現した供養菩薩は欲しいと思った。


 続いて京都市街へ戻って二条城へ。


京阪宇治線.jpg
宇治からはJRではなく京阪宇治線で。


二条城は徳川家康が将軍になって、徳川慶喜が大政奉還した場所。


二条城二の丸.jpg
国宝 二条城 二の丸御殿。この日一日で30回くらい天気いいなぁと言った。


二条城 天守閣.jpg 
天主は落雷で焼失。ぽっかりとしている。


【3日目】

 三日目は鹿苑寺金閣から。
建立は1397年、足利義満による。
今回の旅行で一番にぎわっていた。
外国人観光客がものすごい多かったなー。


金閣.jpg
1950年に燃えた。なんとも惜しい。


 この日は25日で、北野天満宮で天神市が催されるという。
行ってみてもよかったんだけど、人ごみが苦手なのと、どうしても見たいものがあったので、
金閣からバスと電車でとあるところへ。


嵐電1.jpg

嵐電2.jpg

嵐電3.jpg
電車を乗り継ぎ…


広隆寺.jpg
太秦にある広隆寺へ


国宝第一号.jpg
目的は


 天神市へ向かう人々の流れに逆らって、嵐山電車で太秦広隆寺駅へ。
目的は広隆寺。ここには国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像が安置されている。
駅前はとてものどかで、奈良あたりの寺社を思わせる。
創建年に関しては諸説あるが、600年あたりの建立であると見られる。
推古天皇の治世で、聖徳太子信仰の寺。飛鳥時代とものすごく古い。
古すぎて、もともとこの地にあったかどうかも定かではないレベルだ。
京都最古の寺ではあるが、中心地から離れていることもあり、観光客はほとんどいなかった。

 ここで国宝の弥勒菩薩半跏思惟像を拝んだわけだが、美術に疎い自分でも、心が震えた。
素人の自分には言葉にできないので、ぜひ見に行っていただきたい。

広隆寺の梅.jpg
梅が綺麗だった。


 今回の旅行は、総じてとても面白かった。
個人的な目的としては仏像を見に行くというものだった。
美術とか芸術とかは別にして、当時の人々の想いというものを感じてみたかった。
大日如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩、地蔵菩薩、十一面・千手観音、不動明王、などなど、
今回の旅行で拝観した仏像は1200体くらいになると思う。(三十三間堂含め)
文化財保護法により、写真は一切ないが、これだけ見ると本当に仏像メインの旅だったと言える。

こんだけ見てきて思ったこと。

二十八部衆や十二神将とか五大明王とか四天王とかカッコよすぎる。
必要以上にカッコよすぎだろ。
日本人の特撮やマンガなどのヒーローの原点って、こういうところにあるんじゃないかと思った。
特に広隆寺の十二神将には見とれた。
全部見た後、もう一度戻って見なおしたぐらいだ。
彼らが炎を纏って現れながら、一人ずつ名乗りを挙げていったら、失神する自信あるな。
ポーズを決めて「因達羅大将 見参!!」とか。
普段は一般人の姿をしているが、薬師如来を陰で支え、有事の際には変身するというパターンもアリだな。
国宝指定も納得だわ。

弥勒菩薩半跏思惟像とあわせて是非。

次は奈良かな…。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

タマンテグ

雲中供養菩薩のトランプ買っちゃうよなw
鳳凰堂は建物美しいし、雲中供養菩薩も素晴らしいしタマランばい。

仏像カッコイイって分るわ、超絶出来のいいフュギュアみたいな感じ。
三十三間堂の四天王とかマジで痺れる。
by タマンテグ (2010-02-27 19:33) 

kyujuni

>>タマンテグ

雲中供養菩薩って、52体それぞれに個性があるんだよな。
満面の笑みで踊っているヤツもいれば、真面目な顔で太鼓たたいてるのもいる。
「難しいことは阿弥陀如来に任せて、俺らは後ろで賑やかにお前を往生させてやるわー」っていうノリが感じられて、見ていてとても楽しい。
こういうノリなら極楽も楽しいなと素直に思える。

仏像はカッコイイ。
適当なフィギュアにパテ盛って、フルスクラッチで仏像を作ってみるのもいいかなと思った。
by kyujuni (2010-02-28 17:36) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。